賛否両論/日常【シニア猫との生活】➁
今年で16歳になるシニア猫と暮らしている。
餌食にしようとカラスに狙われていた生後1週間の子猫を保護をしてから
今年の夏で16年になる。
三毛猫ちーちゃんはアーニャ【SPYFAMILY】のような能力がある。
人間の言葉や気持ちを理解している(親バカを除く)笑
1年前はヘルニアの痛みから歩くこと、食べることを嫌がり・・
2年前は急に吐き出し、全く食事をとらなくなった。体重も減り
脱水症状になり動物病院で毎日の点滴とシリンジで強制的に食事を与えるほど
弱ってしまっていた。
年齢的ににも最悪の事を想定しながら、毎日泣いていた。
病院の先生から「食べることを止めたら、人間も猫も死にます。
強制的に食べさせる事を可哀そうなどと思わないで」と叱咤され・・
希望をもって「食べることは生きることだよ」「とにかく生きて欲しい」
「あなたが居なくなる心の準備ができていない」「私のパワーをもらって」と
毎日話しかけ栄養価の高いご飯を少しずつ与え続けると・・
ある日を境にガツガツと食べ始めてくれた。
2度とも踏ん張り、戻ってきてくれた。
それから仕事もセーブして半日以上は家を空けないように
旅行など家を空ける事をやめた。
できる限り傍にいて、ストレスのない環境に努めている。
数年前、パートナーと怒鳴りあいの喧嘩になった。
普段鳴かないちーちゃん2人の間を行ったり来たりしながら
ニャ~ニャ~泣き続けた「ケンカしないで!!」と言っているようだった。
コロナ渦、とても辛いことがあった。
憤り、悔しさ、悲しさ、人間不信・・
色んな感情が溢れて、号泣していた。傍で話を聞いていたちーちゃんが
一粒の涙を流した。
私は今までに何匹も保護猫を育ててきたが、猫が涙を流すのをその時初めて見た。
どこから水分が湧き出てきたのかわからないけれど・・
大粒の涙を一粒こぼした。
私もパートナーもビックリして、感情が以心伝心してしまってる猫に
ごめんね、大丈夫だよ。と謝った。
毎日、一緒に寝ているちーちゃんに別部屋にいる「パートナーの様子を見てきてくれる?」とお願いすると・・
スタッと立ち上がり歩いていき、しれ~と戻ってきて「ちゃんと寝てたよ、異常なし」
と枕の横で丸くなる。
我が家のアーニャ猫さん。シニア猫になって、段々と今まで出来ていたことが
出来なくなってくる老いを愛おしく思いながら・・
いつか見送らなければならない
その日まで・・
日々の幸せを噛みしめたいと思います。